必見!歯磨き粉の選び方!

あんでぃの日常

現在、店頭には様々な種類の歯磨き粉が並んでいます。

商品のパッケージを見比べても、似たようなことが書いてありあんまり違いがわからないから、金額で商品を選んでみたり、ご自身の生活の中で昔から自分の身近にあった歯磨き粉を選んでいるなど、商品を選ぶ上でこのような状況を一度は経験されているかと思います。

この商品の選び方もそれぞれの需要に適した正しい選び方になりますが、各メーカーから出ている歯磨き粉で何に強みを置いているか、こちらを知っていると自分の口内環境を見たときに何が必要なのか、商品選定をするための引き出しができます。

自分に必要な機能がある歯磨き粉を選べるようにオーラルケアアドバイザーを先日取得した私がお手伝いができたらと思います!

では、いきましょう!!

1.歯磨き粉のコア機能(基本的な役割)とは

歯磨き粉の役割として大きく5つあります。

1.清掃作用

・研磨剤や洗浄成分によって、歯の表面の歯垢や食べかすを取り除く。

・歯の着色汚れ(ステイン)を落とす。

研磨剤(シリカなど)・洗浄成分

2.むし歯予防

・フッ化物(フッ素)が*エナメル質を強化し、酸に対する抵抗力を高め、*1再石灰化を促進させる。

*歯の表層部にある組織で歯の「鎧」のようなもの。削れてしまうと自然には戻らない。

*1エナメル質が酸で溶け始めた部分(脱灰)にカルシウムやリン酸などのミネラルが再び取り込まれて修復される現象のこと。

・フッ化ナトリウム(フッ化ナトリウムモノフルオロリン酸Na)など

3.歯周病予防

・抗菌成分により歯垢内の細菌の増殖を抑える。

・炎症や歯肉出血を予防する。

・抗菌成分(クロルヘキシジン、トリクロサン)、抗炎症成分(グリチルリチン酸など)

4.口臭予防

・消臭成分や殺菌成分により、口臭の原因となる細菌や*発揮性物質を抑える。

*常温で空気中に気化しやすい性質(発揮性)をもつ物質のことで、口腔内においては口臭の原因となる発揮性硫黄化合物を指す。(腐った卵臭、生ごみ臭など)口腔内の細菌がタンパク質をぶんかいする過程で発生する。

・酸化亜鉛、塩化セチルピリジニウム(CPC)、ラクトフェリン

5.快適性・使用感の向上

・発泡剤や香味剤により爽快感を与え、ブラッシングを続けやすくする。

があります。

これらのコア機能に加え、「ホワイトニング」や「知覚過敏予防」などの付加機能がついているようなイメージになります。また付加機能をコア機能として作られている商品もあります。

2.コア機能にあったハミガキ粉のブランド

ブランドごとに見たときにどのブランドが何のコア機能に該当していくのかブランドの一例を見ていきましょう。

1.むし歯ケア

  • クリニカ
  • クリアクリーン
  • アクアフレッシュ
  • キシリデント など

2.歯周病ケア

  • システマ
  • ガム
  • クリーンデンタル
  • ピュオーラ
  • 生葉
  • ディープクリーン など

3.口臭ケア

  • NONIO
  • ブレスラボ
  • なた豆 など

4.知覚過敏ケア

  • シュミテクト
  • ガム・知覚過敏ラボ など

5.美白ケア

  • オーラツーミー
  • アパガード
  • Lightee
  • トゥービーホワイト など

それぞれのコア機能を元に、「むし歯ケア」「歯周病ケア」「口臭ケア」「知覚過敏ケア」「美白ケア」の付加機能のある商品がそれぞれ展開されています。

例として、シュミテクトのホワイトニングであれば、コア機能は「知覚過敏ケア」で付加機能として「美白ケア」が備わっているということになります。

この場合、コア機能が「美白ケア」の商品群と比べると美白機能は低いものになりますので、自分が一番欲しい効果「コア機能」を重点に置いて商品を選ぶと満足度が上がると思います。

シュミテクトホワイトニングシリーズに焦点を当てた記事を書いていますので、良ければこちらもご参照ください。

3.歯ブラシや洗口液は?

歯ブラシや洗口液においても、上記に記載したブランドのコア機能は同じになります。

その中でもさらに分岐して細かな付加機能を合わせた商品がシリーズ品として展開されていますので、より自分の口内状況に適した物を選んでいただくのが良いです。

ここで、洗口液と液体ハミガキの違いについて説明します。

・洗口液

モンダミン、クリニカクイックウォッシュ、ピュオーラ洗口液、ガムナイトケア、オーラツーミーマウスケアなど

ブラッシング後、液剤で口内をすすいだらそのままで良いものになります。必要に応じて少ない水で軽くすすいでいただいても構いませんが、すすがない方が機能を十分に発揮できるものになります。洗口液は、ブラッシング後の補助として口臭予防や爽快感を得るために使用します。

・液体ハミガキ

リステリン・ガム・デンタルリンス、システマハグキプラスなど

液体ハミガキの薬用成分を歯にしっかり届けるためにブラッシングが必要です。また、位置づけとして歯磨き粉の代わりに液体ハミガキを使用するものになるのでブラッシングをしなければ十分な効果が発揮できなくなります。

4.最後に

いかがだったでしょうか?

歯磨き粉の「コア機能」について知っておくと、現状、自分には何が一番重要な機能なのか、判断できるようになったと思います。

今回上げたブランドも一部のブランドで取り上げていないものがたくさんあります。気になるブランドの歯磨き粉を見つけたら、是非一度コア機能を調べて見るとより満足できる商品選びができると思います。

今回は取り上げていませんが、歯ブラシにももちろんコア機能があります。また次回、歯ブラシについてもご紹介できたらと思います。

過去に自分で使ってみたおすすめ歯ブラシを紹介している記事がありますので、こちらも一度読んでいただけたら幸いです。

最後までお読みいただきありがとございます!読んでいただいたみなさんの少しでもお役に立てたら幸いです。次回の記事もよろしくお願いいたします!

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